拍動性耳鳴りが片耳だけの時とは脳梗塞や脳腫瘍なのかもしれない!?
ここでは、「拍動性耳鳴りが片耳だけの時」についてお話します。
一般的に耳鳴りといえば、キーンというような高い金属音のようなものや、
ゴーというような響く低い音が鳴ることを想像しますよね。
しかし、これらの音以外の耳鳴りも存在します。
今回は、片耳だけに起こる拍動性耳鳴りについてご紹介します。
片耳だけの「拍動性耳鳴り」とは??
腕で脈を測るときに、ドクンドクんと脈うっているのが分かりますよね?
この脈うっているような感じの耳鳴りのことを、拍動性耳鳴りと呼びます。
この拍動性耳鳴りが起こる理由として考えられるのは、脳の病気です。
「片耳だけだから、大丈夫。」などと、あなどっていますと、
取り返しが付かなくなってしまいます。
脳梗塞などで脳に血栓や、脳に腫瘍などが出来ると、血管が細くなります。
そのために、血流の流れが悪くなって、拍動性耳鳴りが起こっている可能性があります。
この場合は早期治療が望ましく、治療が遅れてしまうと、後遺症が残る確率が高いのです。
後遺症としては、体の麻痺などが挙げられます。
そして拍動性耳鳴りは、神経系の異常によっても起こるのです。
音を感じ取る神経が、錯覚状態に陥りなって、耳鳴りを感じます。
神経系の異常は、完治するのが難しい病気になります。
早めの受診を心掛ける
拍動性耳鳴りは、大きな病のために発症している可能性が高いです。
そのため、症状が起こったら、すぐに病院で診て貰う必要があります。
耳鳴りなので、耳鼻科を受診する方も多いのですが、
この拍動性耳鳴りにおいては、脳の病気の可能性が高いため、
耳鼻科と脳神経外科を受診した方が良いでしょう。
脳神経外科では、MRIやCTをとっての検査になります。
拍動性耳鳴りを放っておくと、静脈瘤が出来ていることがあります。
その結果、くも膜下出血などの命に危険がある病気を引き起こす可能性があるのです。
いかがでしたか?
今回ご紹介させて頂いた拍動性耳鳴りは、大きな病気の前兆として、
発症していることが多いのです。
耳鳴りと軽視してしまうと、症状が悪化して後遺症が残ったり、
最悪の場合には命を落とすこともあります。
必ず拍動性耳鳴りの症状が出たら、早めに病院で診て貰いましょう。