耳鳴りの原因でボーンの時とは？
ここでは、「耳鳴りの原因でボーンの時」
についてお話します。
ある日突然に「ボーン」
という耳鳴りが始まったら、
とても驚きますよね。
普通は、「ピー」といった
高音の耳鳴りが一般的に多いと
言われています。
いつも感じたことのない「ボーン」
という耳鳴りの原因は何でしょうか。
そこで今回は、「ボーン」という
耳鳴りがした際に考えられる
原因についてまとめました。
低音障害型感音難聴
低音障害型感音難聴は、別名、
「蝸牛型メニエール」
とも呼ばれます。
内耳にある内リンパ液が
増えすぎることにより発生する病気です。
感音難聴が突然に起こることから、
突発性難聴と混同されがちですが、
低音だけに障害が起こることが特徴です。
また、空気の振動を感じ取る働きをする
有毛細胞の障害は少ないため、
突発性難聴よりも治りやすい病気です。
しかし一度治ったと思っても、
ストレスにより再発することがあります。
患者さんの８割が女性であり、
特に２０〜４０代の女性が多いです。
似ている症状の突発性難聴は
緊急性があります。
低音障害型感音難聴は軽度の難聴ですが、
治療が遅れると症状が悪化する
場合もありますので、
早目の受診を心掛けてください。
症状としては、初期症状は耳鳴りから
始まり、突然に低い音だけが
聞こえにくくなる病気です。
発作は何度も繰り替えされ、
多くの場合めまいは伴いません。
低音の耳鳴りがする、
周りの音がきこえにくい、
自分の声が響いて聞こえる、
耳が詰まっているような感覚、
といったことがあげられます。
原因としては、自律神経のバランスが
崩れることによることが
大きいと考えられます。
その要因として、肉体疲労、
体調不良の長期化、ストレス、
睡眠不足があげられます。
治療としては、軽いものであれば
２〜３日で自然治療することもあります。
しかし再発の恐れがありますので、
耳の異変を感じたら早目に検査、
治療を行いましょう。
メニエール病
メニエール病の病態は、
いつも同じではなく病気の
経過があります。
初期症状として、耳鳴りや
耳の閉塞感から始まります。
そのうちにめまいを伴うように
なりますが、中には突然に激しい
めまいに襲われ一気に難聴に
なってしまうというケースもあります。
めまいなどの発作を繰り返す時期と、
安定した状態が続く期間があります。
これを繰り返していると聞こえの
機能が悪化してしまいます。
メニエール病は、ストレスや
精神の緊張が関与していることは
間違いないので、緊張の緩和、
ストレスの軽減に取り組むことが重要です。
耳鳴りが発生する原因も、
ストレスにより引き起こされている
ことが多いため、対処法としては
ストレスをうまく発散することが
有効と考えられています。
このように、低音の「ボーン」という
耳鳴りが起きた場合に考えられる
原因が判っています。
放っておかずに早いうちに
医療機関へ行き
しっかりと診てもらいましょう。