耳鳴りが漢方で治った事例とは?

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ここでは、「耳鳴りが漢方で治った事例」
についてお話します。

 

耳鳴りは、自分の耳の中だけに
聞こえるという不快な症状です。

 

そのため周りの人に苦しさが
理解してもらえず、つらい思いを
してしまう場合もあります。

 

更には集中力が低下し、
寝つきも悪くなると、
日常生活に支障をきたすこともあります。

 

耳鼻科系の疾患が原因の場合は
治療も行いやすいですが、

 

それ以外の原因があったり別の疾患が
原因で耳鳴りが生じている場合、
治療が難しくなってしまうケースもあります。

 

そんな時にお勧めしたいのが、
漢方の服用です。

 

漢方には、原因不明の耳鳴りや、
自律神経失調症、高血圧に伴う

 

耳鳴りに対し効果を発揮する
と言われています。

 

そこで今回は、実際に漢方を服用し、
治ったという事例を
紹介したいと思います。

 

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(とうきしぎゃくかごしゅ
ゆしょうきょうとう)

 

更年期にさしかかると、女性ホルモンの
バランスが乱れることにより自律神経に

 

影響を与え、めまいや耳鳴りを
生じることがあります。

 

漢方では耳と肝とはつながりがある
と考えられており、

 

当帰四逆加呉茱萸生姜湯の冷えを
取り除く作用により肝機能を高める
と考えられています。

 

当帰四逆加呉茱萸生姜湯の
耳鳴りへの効果とは、肝臓の経路で

 

滞った血と気の流れを良好にし、
症状を緩和します。

 

副作用として、服用すると気分が
悪くなったりすることがあるので、
異常を感じたら医師に相談しましょう。

 

実際に当帰四逆加呉茱萸生姜湯を
服用した患者さんは、冷えが改善され

 

耳鳴りが無くなり聞こえが
良くなったという例があります。

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冷えは万病のもととも言われます。

 

体を温めることが健康につながり、
耳鳴りの改善にも効果を発揮します。

 

・女神散(にょしんさん)

 

女神散は、自律神経失調症、
のぼせ、めまい、耳鳴り、倦怠感、

 

イライラ、頭痛、不安といった様々な
精神的な不調に向いている漢方です。

 

耳鳴りはストレスや精神不安定などが
原因で起こる場合があります。

 

女神散は、気の巡りを良くしたり、
精神的なストレスや女性ホルモンの
変化により起こる不調、

 

それに伴う耳鳴りに効果が
期待できる漢方薬です。

 

副作用はほとんどありませんが、
胃腸の弱い方は下痢になる

 

場合がありますので
様子を見ながら服用しましょう。

 

耳鳴りへの効果としては、
水分循環や血行、気の巡りが

 

よくなり神経の不調が整うことで
耳鳴りの改善につながった患者さんがいます。

 

・通導散(つうどうさん)

 

通導散は生理時の不調や
血行障害などの血の巡りを
改善する漢方薬です。

 

月経不順、高血圧、耳鳴り、
生理痛、更年期障害、肥満、
便秘に効果を表します。

 

血液の循環を改善し
ホルモンバランスを整えることで

 

様々な不調、耳鳴りで悩む方に
効果を発揮しています。

 

このように、耳鳴りの治療には
色々な漢方薬が用いられます。

 

漢方は一人一人の体に
合ったものを選ぶ必要があります。

 

体力のある人、体力のない人で
向いている漢方が違ってきますので、
症状も併せてよく相談したうえで選びましょう。

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