耳鳴りの漢方薬でキーンの時は何を選ぶの?

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ここでは、「耳鳴りの漢方薬でキーンの時は何を選ぶのか」についてお話します。

 

「キ―ン」

 

という金属音のような高音の耳鳴りに効く
漢方薬を紹介します。

 

「キ―ン」という耳鳴りの原因

 

この高音の耳鳴りの原因として、
突発性難聴や脳梗塞の予兆、
老化、過度の疲れなどが考えられます。

 

特に、原因として挙げられるのが過剰なストレスです。

 

職場や家庭での問題でひどく悩む、
多忙により休めない、など

 

心身ともに疲労状態にあるときに
起こることが多いとされています。

 

原因が特定できないことが多いので、
外科手術や、症状を抑える西洋医学の薬は、
治療に適していません。

 

「キ―ン」という耳鳴りに効く漢方薬

 

漢方薬は、直接障害が起こっている部分を治すのではなく、
体全体を見て、虚弱になっている部分を探し、

 

多角的に体質を改善して
耳鳴りを感じないようにしていきます。

 

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

 

高ぶっている神経を落ち着け、
心と体をおだやかにする漢方です。

 

比較的体力があり、
過剰のストレスや不安、不眠などの
精神的症状のある患者に適しています。

 

また、この漢方は、
体内に不足している水分を補い、
体を潤す効果があります。

 

正常な場合、鼓膜から中耳、内耳は湿った状態です。

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耳や鼻、扁桃腺の炎症が起こったとき、
鼓膜などの水分が不足してしまい、

 

「キ―ン」

 

という耳鳴りがします。

 

・香蘇散(こうそさん)

 

軽い発散作用があり、
体内の熱や腫れ、痛みを和らげる漢方です。

 

風邪のひき始め、頭痛、
じんましんの症状に用います。

 

神経質でストレスを抱えやすく、
胃腸が虚弱体質の患者に適しています。

 

たまったストレスによって落ちこんだ
気分を発散する作用があります。

 

・抑肝散(よくかんさん)

 

神経の高ぶりを抑え、
ストレスで緊張状態にある筋肉をほぐし、
心と体を良くする漢方です。

 

本来は小児用の漢方で、
夜泣きやひきつけ症状に処方されます。

 

イライラ感、不眠症、そううつ症、
総合失調症などの精神疾患に適しています。

 

・加味逍遙散(かみしょうようさん)

 

血液の不足により、耳にまで血液が届かず、
耳鳴りになっている場合に用いられる漢方です。

 

生理不順や更年期障害などに適していて、
どちらかというと女性向きです。

 

ストレスから自律神経失調の状態になり、
体内の血液が滞り、手足の冷えやのぼせ、

 

それに伴う肩こり、頭痛の症状が
出ている患者に適しています。

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