骨伝導イヤホンは難聴者なら誰でも聞こえるの?
ここでは、「骨伝導イヤホンは難聴者なら誰でも聞こえるのか」についてお話します。
ここでは、難聴者に適している
イヤホンを紹介します。
骨伝導イヤホンの仕組み
一般的なイヤホンでは、
耳穴に装着後、音が空気伝導によって、
外耳・中耳を通過して、
内耳(音を感じ取り、信号を脳に送る器官)
まで伝えられます。
よって、外耳や中耳に疾患のある
伝音性難聴者は、使用できません。
一方、骨伝導イヤホンは、
音の信号を頭蓋骨に伝えることによって、
外耳・中耳を通らず、
直接内耳まで伝えます。
したがって、外耳や内耳に障害があったとしても
音を聴くことができるのです。
残念ながら、内耳に疾患のある
感音性難聴(突発性難聴、老人性難聴)の
場合は、骨伝導でも聴くことができません。
骨伝導ヘッドホンとの比較
骨伝導の商品として、
ヘッドホンタイプのものが
難聴者に限らず、
スポーツをする健常者などにも
人気があります。
ヘッドホンタイプは、スピーカー部分を
耳穴に挿入せず、耳穴の周囲に
スピーカーが当たる設計になっています。
イヤホンが耳穴を塞ぐことを嫌う人は、
ヘッドホンタイプを選びがちですが、
運動などをするとズレが気になるという
デメリットも指摘されています。
一方、イヤホンタイプは、
ヘッドホンタイプに比べて、
コンパクトで軽く、耳穴に固定されるので、
ズレが気になりません。
かさばるヘッドホンに比べて、
携帯にも便利です。
また、ヘッドホンタイプは耳穴を塞がないので、
音漏れが激しいというデメリットもあります。
それに比べて、イヤホンタイプは、
しっかりと耳穴を塞ぐので、
音漏れが極めて少ないというのが特徴です。
骨伝導イヤホンのメリット
・刺激が少ない
現在のところ、骨に音の振動を与え続けても
健康上問題がありません。
鼓膜などの器官への負担が少なく、
長時間使っても疲れにくいのが特徴です。
・水に強い
骨伝導なので、
スピーカーに空気穴が開いていません。
したがって、その穴から水滴が入る、
という心配がなく、
汗などで湿気がこもりやすい人も
安心して使えます。
穴のなかに汚れが入り込むこともなく、
汚れたら水拭きできるので、
清潔を保てます。
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