メニエール病の難聴で補聴器はいつ付けるの?

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ここでは、「メニエール病の難聴で補聴器はいつ付けるのか」についてお話します。

 

メニエール病をご存知ですか?
めまい、耳鳴り、難聴が特徴的な病気です。

 

メニエール病の特徴

 

ぐるぐる目が回るようなめまい、
見えている風景がぐるぐる回るようなめまい、

 

このような「回転性めまい」が
ある日突然起こります。

 

あまりにめまいがひどいと、
吐き気や嘔吐も伴います。

 

また、普段なら聴こえない低音、
「ザ―」「ゴー」という音が聴こえる
耳鳴り症状があります。

 

さらに、片方の耳だけ塞がっているような
耳の中に水が入っているような、
耳閉感を覚えたり、

 

低音が聴こえにくくなったりと、
難聴の症状が出ます。

 

メニエール病の原因

 

耳の一番奥にある内耳の機能に
異常が起こることから
メニエール病の症状が出ます。

 

内耳には、平衡感覚をつかさどる

 

「前庭(せんてい)」

 

体のすべての動きを三次元で捉える

 

「三半規管」

 

音を感じる

 

「蝸牛(かぎゅう)」

 

という器官があります。

 

内耳の中はリンパ液で満たされているのですが、
リンパ液が増えすぎると

 

「内リンパ水腫(すいしゅ)」

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という状態になり、メニエール病を発症します。

 

内リンパ水腫は、
過度のストレス、睡眠不足、
疲労がきっかけで起こります。

 

したがって、仕事や人間関係などで
ストレスを抱えているときや、

 

疲れきっているときに
メニエール病の症状が多く表れます。

 

また、治療を受けて改善したと思っても、
再び過度のストレスや疲労状態に陥ると、
再発し、何年も発作を繰り返す場合があります。

 

メニエール病の治療法

 

治療は主に、水分を移動させる薬、
抗めまい薬、血流を良くする薬、
炎症を緩和するステロイド剤、

 

吐き気止め薬、
不安や緊張を抑える抗不安薬、
漢方薬などの服薬になります。

 

補聴器をつけるタイミング

 

メニエール病が発症すると、
正常時の半分程度まで聴力が低下しますが、
服薬治療によって9割くらいまで回復します。

 

このように聴力が安定したときに
補聴器を使用するのが一般的です。

 

また、メニエール病の難聴では、
内リンパ液が多いため、脳に音が伝わりにくくなり、
脳は音をキャッチする感度を上げます。

 

そのことによって、
普段は聴こえなかった音が聴こえ、
耳鳴り症状を発症します。

 

補聴器を着用すると、
脳に音がちゃんと伝わっていくので、

 

音をキャッチする感度が落ち着き、
耳鳴りがなくなります。

 

また、補聴器によって多くの音が聴こえるようになると、
不快に思っていた耳鳴り音が気にならなくなります。

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