難聴に効く薬の種類とは?

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ここでは、「難聴に効く薬の種類」についてお話します。

 

難聴の改善を期待して
医師はどのような薬を処方するのでしょう。

 

ここでは、医師の選ぶ
難聴に効く薬の種類を紹介します。

 

ステロイド剤

 

伝音性難聴を伴う中耳疾患
(急性・慢性・滲出性中耳炎、耳管狭窄症)や、

 

感音性難聴を伴う内耳疾患
(メニエール病、突発性難聴)

 

の治療の第1段階でよく処方されるのが
副腎皮質ホルモン薬、いわゆるステロイド剤です。

 

ウイルスや細菌感染、
外傷や火傷、強いアレルギー反応
などの強い炎症を鎮静する効果があります。

 

一般的な医薬品名では、
プレドニンやメドロールなどが
多く処方されます。

 

「ステロイド」と聞くと、
副作用を心配する患者もいますが、

 

短期、あるいは長期であっても少量であれば、
副作用はさほど心配することはありません。

 

そもそもステロイドは、短期間に一気に
炎症をおさえる薬です。

 

大量、もしくは長期服用になると
重い副作用の症状が出る場合があります。

 

特に多いのが、脂質異常で、
顔や体がふっくらしてきます。
ただ、この場合、減量すれば治ります。

 

他に、重篤な場合、
骨粗しょう症、糖尿病、胃潰瘍などの
症状が表れる場合もあります。

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アデホスコーワ

 

内耳の血流量を増やし、
エネルギー代謝を活発にする薬です。

 

メニエール病などの、耳鳴りやめまいを
伴う内耳障害がある場合、
頻繁に処方されます。

 

強い作用がないので、
副作用もほとんどありません。

 

メチコバール

 

補酵素型のビタミンB12で、
食品に含まれるビタミンB12に比べて
末梢神経に対して高い作用があります・

 

ビタミンB12は、傷ついた末梢神経を修復し、
神経を正常に働かせる作用があります。

 

葉酸とともに、血液を作るのに欠かせません。

 

突発性難聴など内耳に
障害がある場合に、処方されます。

 

水溶性ビタミンなので、過剰に摂取しても
すぐに排泄され、体に蓄積することはありません。

 

また、副作用もまずありません。

 

イソバイド

 

腎臓に水分を引きつけ
て尿の量を増やす利尿薬です。

 

間接的に、内耳にたまったリンパ液を
排出する働きがあります。

 

特に、メニエール病などの内耳疾患に処方され、
内耳のリンパ液を正常にすることで、
症状の改善を期待します。

 

副作用は少ない方ですが、
時に、吐き気や下痢、頭痛を
起こすこともあります。

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