先天性難聴は治るの?

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ここでは、「先天性難聴は治るのか」についてお話します。

 

十月十日と、お腹の中で
大事に大事に育ってくれた我が子の
出産はとても愛おしいものです。

 

しかし産まれながらに
疾患を持ってしまう心配があることも
妊娠・出産の不安の1つです。

 

遺伝性・妊娠中の何らかの原因により
難聴を患ってしまう「先天性難聴」という疾患があります。

 

これはどのような疾患なのでしょうか?

 

どのような症状

 

大きな音に反応しない、
ガラガラなどのおもちゃに喜ぶ様子が見られない、

 

呼んでも振り向かない
という音への反応がみられません。

 

2〜3歳になっても意味のある単語を話さない
という言葉の発達にも影響します。

 

特にこの時期は言語を習得する最適期
と言われているため、

 

我が子の音への反応や言葉の発達に対して
疑わしいと感じた場合はきちんと検査をしましょう。

 

遺伝性と何が原因か

 

原因不明で発症する場合が大半といわれていますが、
はっきり分かるものとしては3つあります。

 

1つ目は遺伝性です。

 

Gjb2という遺伝子の変異が
関係しているということが
最近判明したといわれます。

 

2つ目は妊娠期におけるウイルス感染によるものです。

 

風疹、サイトメガロウイルス、
トキソプラズマ、ヘルペス、など様々です。

 

3つ目は周産期によるものです。

 

重度の黄疸や、早産、低酸素状態になった場合に
起こる場合があります。

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また先天性難聴は、
内耳・中耳の障害が原因となります。

 

先天性難聴は治るのか、治療法は?

 

まず、先天性難聴は現段階では
完治させることは難しい状況です。

 

しかし遺伝性による難聴の原因である
Gjb2という遺伝子を治療することにより

 

難聴が改善するということが
マウス試験にて確認されたといいます。

 

まだ人間で実証されてはいませんが、
これは大きな一歩となり、
今後に生かせることを祈るばかりです。

 

このことから現段階では、
治るのかと問われると
うなづくことは出来ません。

 

ただ、遺伝的な発症以外の
妊娠期の発症に関しては
予防することは可能です。

 

妊娠前から風疹の予防接種を受けることや、
妊娠中もウイルス感染の予防を
心がけた生活をしましょう。

 

また先天性難聴は内耳・中耳が原因であることから、
補聴器による聴覚訓練や言語指導により
日常生活の改善が可能です。

 

人工内耳の手術により
聴覚能力の訓練も可能です。

 

日本人はネガティヴ傾向にあります。

 

先天的に我が子が難聴となったと知った時

 

「自分のせいだ」

 

と落ち込みます。

 

とある国の妊婦さんが同じような状況になった場合

 

「ならばこの子のために何ができますか?」

 

という思考になるのです。

 

愛する我が子と共に
この疾患と付き合っていく最善の方法を
見つけていきましょう。

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