耳鳴りで低音と高音が同時の時とは？
ここでは、「耳鳴りで低音と高音が同時の時」
についてお話します。
耳鳴りは、ほとんどの誰もが
経験したことのある症状です。
それは「ピー」といった高音の耳鳴りで、
数秒で治まる一時的なものです。
しかし、高音の耳鳴りと同時に
「ボー」「ゴー」という低音の耳鳴りも
聞こえる場合は、いつもと違い、
「何かの病気ではないか？」
ととても心配になりますよね。
そこで今回は、高音と低音の耳鳴りが
同時に聞こえた場合に考えられる
原因についてまとめました。
疲労
高音の耳鳴りは、疲労により
発生することが多く、
無理な体の使い方をしたり、
精神的にも肉体的にも体を
酷使してしまった時などの、
何らかの疲労が
溜まっている場合があります。
低音の耳鳴りは、耳の穴に何かが
詰まっていたり、鼓膜に負担が
かかっている可能性が考えられます。
高音と低音の耳鳴りが同時に
聞こえる場合は疲労が原因と
なっている場合が多いですが、
大きな病気の可能性もありますので、
医療機関に診てもらうことが一番です。
耳は疲労に弱い器官ですので、
体の負担が大きいほどに機能が
おかしくなりやすい性質を持っています。
ストレス
家事、育児などの家庭内でのストレスや、
職場での仕事上、人間関係の
ストレスなどが蓄積され、
それが原因となり高音と低音の耳鳴りが
同時に聞こえることがあります。
日常生活で色々なストレスを
抱えている人は、さらに耳鳴りに
悩まされ、余計にストレスが溜まる
という悪循環に陥ってしまう
場合も少なくありません。
このままでは症状が悪化する一方ですので、
これ以上にストレスを
溜めないことが一番大切です。
栄養不足や睡眠不足が原因で
そのような症状が起こることがあります。
十分な睡眠をとること、
また３食バランスのとれた食事を
心掛けることは健康を維持するのに
一番大切なことです。
耳鳴りが聴こえる状態でも、
そのことを気にしないで済む
時間を作ることも重要です。
好きな趣味に没頭すること、
好きな音楽を聴いてリラックスして
心地よい時間を作ることをしてみましょう。
また、天気のよい日には積極的に
外へ出かけ、日光を浴び全身の血液の
流れを良くすることでストレスを
解消することができます。
自分が心から楽しいと思う事を
行うことは、ストレス解消になり、
健康につながります。
低音障害型感音難聴
低音障害型感音難聴の症状としては、
音が耳の中に響いたり割れて聞こえる
感覚がある、耳抜きをしても
すっきりしない、ある日突然に耳に
水が入ったように詰まった感じがする、
といったことが生じます。
原因ははっきりとわかっていませんが、
睡眠不足、疲れ、ストレス、体調不良
などがきっかけになって繰り返し
症状が発生すると考えられています。
特別な治療はしなくても、
基本的には自然回復しますが、
繰り返し起こることがあります。
二週間ほど長引く場合もありますので、
症状が２〜３日続くときは
耳鼻科を受診しましょう。
このように、高音と低音の耳鳴りが
同時に起こった場合に考えられる
原因はいくつかあります。
他の病気と重なっていることも
考えられますので、
異常を感じたらはやめに
医療機関へ相談しましょう。