突発性難聴でめまい吐き気の時はどうするの?

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ここでは、「突発性難聴でめまい吐き気の時はどうするのか」についてお話します。

 

「朝起きたら、聞こえにくくなっていた」

 

「外出先から帰ってきたら、聞こえにくくなっていた」

 

と、突然難聴に襲われる場合、
これは突発性難聴である可能性があります。

 

どのような症状

 

突然片耳の聞こえが悪くなります。

 

あまりの突然に、
何時何分とその詳細を述べることが
出来る方が多いといわれます。

 

基本的には一側性が多いけれど、
希に両側性の場合もあります。

 

難聴とともに耳鳴りや
耳閉感を伴うことが多いです。

 

半数程度の患者は、
発症するその瞬間に

 

めまいを伴うこともありますが、
めまいは繰り返して起こることはありません。

 

その場合は突発性難聴ではなく、
他の疾患を疑います。

 

まためまいにより、
身体の浮遊感や視界が
ぐるぐる回るように感じることで、

 

吐き気や嘔吐も発症前後に
起こることがあるといわれます。

 

なぜ発症するのか

 

内耳(耳の奥にある器官)
に障害が生じることによる
感音難聴が突然起こります。

 

現在原因不明と言われていますが、
血管系の障害・ウイルス感染
といった説も考えられています。

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血管系の障害は、
内耳への血流が妨げられることで

 

血液が十分に行き届かなくなり
機能不全を起こしてしまうという説です。

 

ウイルス感染は、
地域や時期に流行性があることや、

 

抗炎症作用のあるステロイド剤が
治療に対して有効であることから考えられています。

 

しかしこれらはまだ研究段階ということであり、
はっきりとした原因は
明らかになっていないことが事実です。

 

この突発性難聴ですが、
現在3000人に1人が
発症している疾患であるといわれます。

 

50〜60歳に多く発症するが、
小児の発症も起こり得ます。

 

いつもと違う症状を感じたらすぐに受診しましょう

 

突発性難聴は発症後
1週間までに治療をすることが望ましく、
予後は比較的良好です。

 

2週間を過ぎてしまうと、
治療の成績は大幅に低下します。

 

受診をするタイミングとして、
異変を感じた2日以内とされます。

 

しかし、なかなか忙しくて症状を感じても
放置しがちになってしまうので注意が必要です。

 

なぜなら発症後1ヶ月を過ぎてしまうと
聴力が安定してしまい、

 

そうなると完治することは
難しいとされているためです。

 

早期発見・早期治療が
この疾患のポイントになりますので、
早期に医療機関を受診しましょう。

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