耳鳴りで薬物治療とは?
ここでは、「耳鳴りで薬物治療」についてお話します。
耳鳴りの治療に多く用いられているのが薬物治療です。
薬物治療といって聞こえは悪いですが、治療するためには必要なものなのです。
耳鳴りを治療するために、例えば薬物治療の場合は?
耳鳴りの治療法は心理療法や耳に対する直接的な治療、
腫瘍がある場合は腫瘍を取り除くための手術まで多種多様です。
薬物治療を行った場合、どういったものがあるのでしょうか?
「循環改善剤で内耳をよくする」
内耳に問題がある感音性難聴などの場合は、循環改善剤が用いられます。
これは内耳内部の血液の循環改善を行い、
酸素や栄養分が内耳に正しく運ばれるようにし、
循環全体をよくすることで耳の機能を回復するのが目的です。
「抗不安薬や抗うつ薬」
ストレス性の耳鳴りは、抗不安薬や抗うつ薬を用います。
抗不安薬も抗うつ薬も脳にダイレクトに働きかけて物質を調整、
脳の不要な緊張を解きストレスに直接対処します。
ただ、外的なストレス要因が多い場合は薬物治療ではなく
外的ストレスの改善も必須なのです。
「ビタミン製剤で末梢神経機能を改善」
他の体の疾患や少し調子が悪い時などにも、なじみ深いビタミン製剤です。
ビタミンB12製剤は、様々なビタミン製剤の中でも
耳鳴り治療によく使われるビタミン製剤です。
耳も含めた末梢神経の正しい働きのため、ビタミンが栄養分となり、
最終的に耳の機能の改善が期待できるのです。
その他、作用が穏やかな漢方薬を勧められます。
耳鳴りそのものの治療薬ではないのですが、
耳鳴りが酷く睡眠障害がある場合には睡眠薬が処方してくれますよ(^^)
薬を使わずに治したい!
耳鳴りの薬にはビタミン製剤、抗不安薬、漢方薬など様々な薬があり、
症状が原因によって医師が使い分けています。
しかし、耳鳴りで薬漬けの生活、それだけでつらいと感じる方も多いのです。
薬を飲むことで安心感を得られて、ストレスを緩和できる場合もありますが、
逆に多くの薬を飲むことでストレスを感じてしまうこともあります。
そのため現在では、漢方薬を勧められることが多いのです。
もし医師に相談した時、薬を勧められた場合
「漢方でお願いできませんか?」と相談して下さいね。
漢方の方が、薬よりも断然体への負担が少ないのです!
何事も相談し、あなたの気持ちから耳鳴りの症状を改善していきましょう(^^)