耳鳴りが重低音の時の病気とは何なの?

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ここでは、「耳鳴りが重低音の時の病気とは何なのか」についてお話します。

 

耳鳴りには、いろいろな音があります。

 

「キーン」と高い音であったり、
「ブーン」と低い音だったりと様々です。

 

人により感じ方捉え方も違うので、
一概にこの音は何の疾患(原因)
であるといった判断は難しいです。

 

しかし、ある程度の判断材料にはなるため必要な情報です。

 

ここでは、音の種類である
「重低音」がどのような原因であるか(傾向にあるか)
を述べていきます。

 

重低音の耳鳴りにはどのような疾患(原因)が考えられるのか

 

・メニエール病

 

回転性のめまいがあると
メニエール病とよく言われますね。

 

このめまいと共に
重低音の耳鳴りや耳閉感、
難聴も伴うことがあります。

 

めまいは30分〜数時間ほどで治り、
他の耳鳴りなどの症状も治りますが、

 

この一連の症状を繰り返していくうちに
治りが悪くなってきます。

 

どの程度の間隔で繰り返し発症するのかは人それぞれです。

 

メニエール病の原因は不明であり、
治りにくいとされていますので注意が必要です。

 

・突発性難聴

 

「キーン」という高音の耳鳴りの場合もありますが、
重低音である場合もあります。

 

朝起きたら聴こえにくくなっていた、
など突然起こる疾患です。

 

明らかな原因は不明ですが、
血流障害やウイルス感染によるもの
と考えられている説もあります。

 

また疲労やストレス、
睡眠不足といった肉体的・精神的理由
による場合もあると考えられています。

 

難聴、耳鳴りの他にはめまいを伴いますが、
メニエール病と違い繰り返すことはありません。

 

主に一側性ですが、両側性である場合もあります。

 

・低音障害型感音難聴

 

近年増えてきている難聴です。

 

20〜40歳と比較的若い女性に多く発症しています。

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重低音の耳鳴りや、
低音が聞こえにくい症状があります。

 

また耳に水が入ったような
詰まったような感じになります。

 

軽症のケースが多く、
他人の指摘や聴力検査により気づく場合があります。

 

・耳管狭窄症

 

耳の鼓膜の奥にある鼓室と
鼻の奥を繋げている管を耳管といいます。

 

耳の内外の気圧のを調節して
耳の聞こえを良くしてくれる働きがあるのですが、
狭くなることで起こります。

 

風邪やアレルギー性鼻炎などが
悪化して引き起こされます。

 

ストレス・疲労感なども影響をあたえたり、
急激なダイエットによる
体重減少が引き起こす場合もあります。

 

重低音の耳鳴りがきこえたり、
耳が塞がった感じになり聞こえも悪くなります。

 

よく例えられるのは、
高い所に登ると耳が詰まった感じがします。

 

そのような状態を訴える人は少なくありません。

 

これらの疾患で共通すること

 

治療は投薬治療が基本です。

 

内耳の血流の改善やビタミンB12製剤、利尿剤、
そしてステロイド剤があります。

 

ステロイド剤は副作用を心配される方が多いですが、
長期間の使用ではないため

 

糖尿病や胃潰瘍、感染症の治療中などではない限り
特に心配はありません。

 

問題であることは
患者さん自らが判断して治療を中断してしまうことです。

 

症状が更に悪化してしまったりと
治りにくくなってしまう恐れもあります。

 

医者との信頼関係を築き、
きちんと指示を守って治療していきましょう。

 

また原因の背景として、
ストレスが溜まりやすい環境により

 

発症する可能性もあるため、
生活習慣の見直しが必要です。

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