耳鳴りの薬でステロイ剤を処方された時とは？
ここでは、「耳鳴りの薬でステロイ剤を処方された時」
についてお話します。
耳鳴りでお悩みの方は多くいらっしゃいます。
しかし原因がわからず、様子を見ていたが
一向に治まらない、何かの病気ではないか、
と心配になってしまいますよね。
病院ではどのような耳鳴り治療を
行っていくのでしょうか。
耳鳴りに処方される薬とは
どんなものでしょうか。
そこで今回は、耳鳴り治療の時に
処方されるステロイドという
薬について詳しくまとめました。
ステロイド剤とは
耳鳴りの治療にあたって、
ステロイド剤の投与が一般的に
多く行われています。
経口での服用、点滴での投与、
点耳での処方と様々な方法で処方されます。
効果としては、過剰に反応した
免疫を抑えたり、炎症を鎮める作用があり、
特効薬として使用されています。
ただし用量を守ることがとても大切で、
急に飲むことをやめたり、処方された
用量を変えて飲んだ場合、
ホルモンバランスが崩れるため危険です。
ステロイド治療のメリット
ステロイド治療のメリットは、
耳鳴りの改善効果が出る確率が
高いという点です。
ステロイド剤と聞くと、
抵抗のある方も多くいらっしゃいますが、
とても効果が高い薬ですので、
短期間での治療に向いています。
効果の小さい薬を服用し続け症状に
苦しむよりは、しっかりと効果のある
ステロイドでの治療が効果的です。
ステロイド剤のデメリット
デメリットとしては、
副作用として体のだるさ、鬱、不眠、
全身のむくみ、胃腸の不快感、体重増加、
といった症状が発生することがあります。
しかし、短期間の服用の場合は
過剰に心配する必要はありません。
しかし、胃潰瘍、糖尿病、緑内障、
感染症の治療中の方は十分注意が必要です。
このような内科疾患をお持ちの方は、
医師と相談の上、ステロイド剤の量を
少なめにするなどを決めます。
また、注意すべき副作用として、
薬への依存性があげられます。
ステロイドの効果は高いため、
服用中は効果が実感できるのですが、
薬をやめると症状が再発してしまう
といったことがあります。
この理由で長期にわたって薬を
服用してしまい、その結果副作用が
ひどくなってしまうことがあります。
急に服用をやめるのではなく、
薬の量を徐々に
減らしていく必要があります。
ステロイド剤治療を選択するにあたって
ステロイド剤は耳鳴りの治療に
対して効果が高い一方、
副作用も発生する可能性があるため、
事前に医師からどのような
リスクが生じるのか、どのように
回復することができるのかの
説明をしっかり受け、納得した上で
治療を行う必要があります。
少しでも心配がある場合は、
必ずしもこの方法で治療せずに、
他の治療法を探すことも
一つの選択肢だと言えます。
このように、耳鳴りの治療に
使われるステロイドという薬には、
大きなメリットとデメリットがあります。
しっかりと医療機関で相談したうえで
納得のいく治療を行いましょう。