耳鳴丸はツムラの漢方薬ではないの?

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ここでは、「耳鳴丸はツムラの漢方薬ではないのか」についてお話します。

 

耳鳴りは原因がわからないことが多いため、
原因や症状を取り除く
西洋医学の薬は処方できないことがあります。

 

そこで、しばしば処方されるのが
東洋医学に基づく漢方薬です。

 

漢方薬は、症状の進行を遅らせ
悪化を防ぐ効果があります。

 

ここでは、耳鳴りに効果があると
される漢方薬を紹介します。

 

耳鳴丸

 

松浦漢方株式会社から発売されている

 

「ジメイ丸」(中国名:耳鳴丸)

 

は、貧血が誘因の耳鳴りに
効果があります。

 

貧血は、鉄分不足や自律神経の乱れから
起こるので、精神的なストレスがある場合、
貧血と耳鳴りが起こることがあります。

 

蝉の鳴くような

 

「ジー」「サー」「ミーン」

 

という低い音が特徴です。

 

服用することで腎の機能を高めます。

 

東洋医学の「腎」とは、腎臓だけにととまらず、
生命のエネルギーの源「精」を蓄える場所で、
精が衰えると更年期障害や老化現象が表れます。

 

また、腎は耳と深くかかわっているので、
腎の機能を高めることで、
耳鳴りを解消しようとするのです。

 

塩分と一緒に成分を腎臓に運び、
効果をさらに上げるため、

 

薄く食塩を入れたお湯で服薬することを
推奨しています。

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ツムラの漢方

 

医療用漢方で最も一般的なのが
ツムラの漢方です。

 

耳鳴りと一緒に表れる症状によって、
医師は様々な漢方を処方しますが、
中でも効果が高いとされているのが

 

「牛車腎気丸」(ごしゃじんきがん)

 

です。

 

耳鳴りの原因が、むくみや冷え、尿の多少、
口の渇きなど、水に関する疾患である場合
処方されます。

 

ある研究結果によると、
この漢方を服薬することで、

 

やや改善以上の効果を感じた患者が
66.7%を占めました。

 

服薬期間が4週間と8週間の場合、
8週間の方が、耳鳴りがなくなった、

 

症状が軽くなったと感じる場合が
多いという結果でした。

 

症状別としては、
難聴を伴わない無難聴性の耳鳴り患者が
最も効果を感じ、

 

続いて、感音性(内耳や聴神経の障害に起因するもの)、
伝音性(外耳や中耳の障害に起因するもの)
に効き目があったと発表されています。

 

他に、めまいや立ちくらみを改善する

 

「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」

 

や、体をあたためて、体の機能を高め、循環をよくする

 

「真武湯(しんぶとう)」

 

などが処方されます。

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