急性低音障害型感音難聴は治らないの?

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ここでは、「急性低音障害型感音難聴は治らないのか」についてお話します。

 

急性低音障害型感音難聴は
近年増えてきた疾患です。

 

比較的に若い
20〜40代の女性に
多く発症しています。

 

症状は軽いことが多く
治りやすい疾患です。

 

しかし、疲労やストレス、
睡眠不足といった生活環境により

 

引き起こされると考えられており、
繰り返して発症することも少なくありません。

 

このため、本当に治すことができるのだろうかと
不安になる方もいることでしょう。

 

急性低音障害型感音難聴とは

 

ストレスなどの生活環境が引き金で起こります。

 

内耳には蝸牛という音を認識する器官がありますが、
その器官の異常(内リンパ液の増殖)により
障害が起こります。

 

低音の難聴や低音が聴こえづらくなる、
耳が詰まった感じになるといった症状が主です。

 

メニエール病の一種で
蝸牛型メニエール病と呼ばれることもあります。

 

しかし、メニエール病と違う点は
平衡感覚に関係する前庭の障害はないため、
めまいを伴わないということです。

 

突然起こることから
突発性難聴と思われる場合もありますが、
突発性難聴よりは治りやすいです。

 

突発性難聴の治癒率は30%ほど、
急性低音障害型感音難聴は60%ほどとされます。

 

ただ治りやすい反面、
症状を繰り返すことが心配されます。

 

急性低音障害型感音難聴は治らないの?

 

治療はまず投薬によっておこなわれます。

 

抗浸透圧利尿剤やビタミンB12製剤、
循環改善薬が主に処方されます。

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それで改善がみられなければ
ステロイド剤による治療を行いますが、
それまでに治ることが多いようです。

 

ほとんどの場合、
数日で改善されることが多いと言えます。

 

ではなぜ「治らない」と思われることがあるのでしょうか?

 

再発率は20〜30%と決して少なくはありません。

 

そしてそれも1年半以内に
再発することが多いといわれています。

 

症状を繰り返してしまう理由には、
生活環境にあるといえます。

 

この疾患の引き金とは
疲労やストレス、睡眠不足です。

 

この生活環境を改善することで
完治させることは可能でしょう。

 

変えたくても変えられないのが現状

 

生活に気をつけたいと思っていても
なかなか変えられないということが現状です。

 

習慣的なことを急に変えることは
なかなか難しいことですね。

 

それなら視点を変えて、
ストレスを解消する方法を見つけましょう。

 

夜はしっかりと休息し、
寝る前にはテレビや
スマートフォンの使用をやめましょう。

 

枕が合っていない方は、
睡眠に影響しますので
枕を買い換えることも良いでしょう。

 

休日は趣味や軽い運動をするなど、
ストレス発散につとめましょう。

 

つらいことがあれば
思いっきり涙を流すことも
ストレス発散には良いといいます。

 

ストレスと上手に付き合っていける生活を
築くことも疾患の予防につながりますよ。

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