突発性難聴の耳鳴りの薬とは?
ここでは、「突発性難聴の耳鳴りの薬」についてお話します。
最近芸能人も告白している「突発性難聴」。
突然やってくるこの病気について、耳鳴りその他の症状、原因、
治療法や効果的な薬について見てみましょう。
突発性難聴の症状とは?
突発性難聴の症状として代表的な耳鳴りですが、
その特徴としては低くくぐもったような耳鳴りで、
その耳鳴りは止まることがなく耳が塞がったような感じがします。
片耳だけに起こる場合が多く、高音は頭の中で「じぃぃん」と
響くことにより聞き取りにくいです。
字のごとく、まさに突然耳が聞こえにくくなってしまうのですが、
耳鳴りなどの耳の症状のほかに、一過性の激しいめまいや嘔吐を
ともなう場合が多いようです。
症状が似ているため脳梗塞やメニエール病と間違えられることがありますが、
めまいが一過性か継続かの違いで見分けることができます。
突発性難聴になる原因とは?
原因はまだはっきりと判明していませんが、ストレスや疲労、内耳の循環不全、
ウイルス感染から発症すると言われています。
偏った食事や睡眠不足、心的・肉体的ストレスと疲労が重なり
発症する現代病とも言われており、20年前と比較すると1.5倍にもなっています。
突発性難聴の治療、効果的な薬は?
ステロイドを使った治療法などが確立されています。
具体的に言うと、血漿増量剤の点滴と組みあわせた、
ステロイドホルモンの使用による治療です。
ステロイドは血糖値を上昇させるので、糖尿病の人は注意が必要です。
この治療を約1週間から10日ほど点滴によって続ければ、
ほぼ改善すると考えられますが、それでも回復しない場合は
「難治性」の突発性難聴と判断され、交感神経を抑制する療法や、
高気圧酸素療法(高濃度酸素吸入)などが施されます。
ステロイド以外にもビタミン剤、ATP製剤溶液、循環改善薬、
代謝賦活薬などが使用されています。
また、薬での治療を進めながら血液循環を良くし、
更に鍼治療で症状の改善を図ることもあります。
このように受診をすれば治療法が色々ありますが、
治療が遅くなると入院が必要になる場合がありますので注意が必要です。
早期に治療薬を服用することによってスムーズに改善することができるのです。
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