突発性難聴のステロイド点滴で副作用はあるの?
ここでは、「突発性難聴のステロイド点滴で副作用はあるのか」についてお話します。
突発的に起こる難聴で、
原因不明な難聴に悩まされている人は
年間約3〜4万人います。
原因不明とされていますが、
血流障害やウイルス感染に
よるものであるという説もあります。
難聴とともに
耳鳴りやめまいを伴うことがあります。
基本的に原因不明とされる
この突発性難聴の治療には、
副腎皮質ホルモンであるステロイドの点滴が
最も効果的とされています。
ステロイド点滴の治療ってどんなもの
ステロイド漸減投与という治療法が適応されます。
漸減とは徐々にまたは次第に減る
という意味です。
最初はステロイドの大量投与をおこない、
1〜2週間ほどで徐々に
ステロイドの投与量を減らしていきます。
点滴の他に内服での治療がありますが、
効果の差は明らかには証明されていません。
とにかく、治療に関して
自己判断で辞めたりしないことが最も重要です。
「だいぶん良くなったから治療はしなくていいのでは?」
など、完治していない状況で
自己判断による中止をしてしまうことで、
症状が、ぶり返してしまう恐れがあるためです。
どの治療でも同じですが、
医師の指示をきちんと守りましょう。
医者と患者の信頼関係はとても大切です。
ステロイドによる副作用とは
ステロイドと聞くと、
治療効果は強いけれど
副作用も強いイメージのため
不安に思われる方が多いのではないでしょうか?
確かに、とても強力な抗炎症作用、
抗アレルギー作用、そして免疫抑制作用
のため、たくさんの疾患に対する治療で活躍します。
それゆえに、副作用も強くなってしまうことも事実です。
強い免疫抑制作用は、
自分自身の正常な免疫へも影響するため
感染しやすいです。
感染予防の管理(うがい・手洗い、休息をする)
に気をつけましょう。
血糖値の上昇や胃部不快感も起こりやすいため、
糖尿病・胃潰瘍の治療中であれば注意が必要です。
顔や手足のむくみも起こります。
外見の変化は精神的にも
落ち込んでしまいがちですが、
一時的なものであり
ステロイドの量が減ることで
改善していきますので心配はいりません。
これらの副作用は
ステロイドを使用することで起こる
主な副作用です。
ステロイド漸減投与では
長期に投与することはほぼないため、
出現しないことが多いです。
出現しても治療が終わることで改善されます。
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