突発性難聴が両耳の時はどうするの?
ここでは、「突発性難聴が両耳の時はどうするのか」についてお話します。
今までは正常に聴こえていた耳が、
何らかの原因で突然耳鳴りがしたり、
聴こえにくくなることがあります。
ここでは、そんな突然身にふりかかる
突発性の難聴について紹介します。
突発性の難聴とは?
「突発性難聴」
という症状があります。
「突発性」
とは、
「原因が特定できない、突然起こる」
という意味です。
また、
「難聴」
とは、正式には
「感音難聴」
と言い、「外耳」と「中耳」は正常なのに、
最も耳の奥の「内耳」に異常が起こり、
まったく音が聴こえない「聾(ろう)」の状態に
徐々に進んでいく症状を指します。
つまり、突発性難聴とは
「原因不明の突然聴こえにくくなる内耳の病気」
という意味です。
突発性難聴の特徴は以下のようなものです。
・片方の耳だけに起こる。
・治療可能で、一度治癒すると再発が少ない。
両耳に起こる突発性難聴
ところが、まれに両耳同時に
突然難聴になることがあります。
また、以前片方の耳が難聴になり、
治療したものの聴力が回復せず、
聴こえていたもう片方も聴こえにくくなった
という例もあります。
このように両耳に起こる突発性難聴に似た症状を
「特発性両側性感音難聴」
と言います。
難聴は、老化とともに誰にも起こりうる症状です。
加齢とともに徐々に聴こえにくくなります。
ところが、
「特発性両側性感音難聴」
は、何らかの要因で、その加齢による
聴力低下のスピードが急激に速まり、
耳の神経だけが老化状態になり、
一気に高度の難聴状態になってしまうのです。
原因が特定できないので、
効果的な治療法がありません。
進行を遅らせるための対処療法になります。
難聴の主な原因として考えられるのが、
急激なストレスです。
例えば、仕事上で取り返しのつかない失敗する、
突然大切な人やものを失う、
人間関係のもつれにより悩む、
など、精神的に強いストレスが加わったときに
起こりやすいと言われています。
したがって、治療法としては、
規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動、
リラクゼーション、大きな音を聴くのを避ける、
などから始まり、症状の程度によって、
血管拡張剤やビタミン製剤、ステロイド剤を投与し、
少しでも進行を遅らせる治療をほどこします。
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