突発性難聴のステロイドで副作用はあるの?

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ここでは、「突発性難聴のステロイドで副作用はあるのか」についてお話します。

 

突発性難聴を発症した際に、
メインの薬として服用することになるのが、
副腎皮質ホルモン剤、いわゆるステロイド剤です。

 

ステロイドと聞くと、

 

「危険な薬なのではないか?」

 

と不安を抱き、服用をためらう場合があります。

 

ここでは、ステロイドの
副作用について、説明します。

 

突発性難聴に処方されるステロイド

 

突発性難聴の症状がわかったら、
できるだけ1週間以内で、治療を開始すると
快復が期待できます。

 

プレドニンなどのステロイド剤が
優れた抗炎症作用を持っていて、
多くの耳鼻咽喉科の医師たちが処方します。

 

毎日ステロイドの点滴を受ける治療が
最も効果的ですが、

 

軽度の場合や時間的に難しい場合は
内服薬を服用する治療になります。

 

ステロイドの副作用

 

飲み始めのころによく出てくる副作用は、
イライラ感、不眠、胃腸の虚弱、にきび、
むくみ、生理不順などです。

 

これは軽度の副作用で、一時的なものなので、
医師の指示に従っていれば心配ありません。

 

副作用様の症状だからと、
自己判断で服用をやめるのは、
逆に症状を悪化させることにもなり危険です。

 

必ず医師に相談し、
問題ないようであれば服用を優先させ、

 

中止した方がよいとなれば
徐々に量を減らしていきます。

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長期服用になると出てくる特徴的な副作用が、
脂肪の異常沈着です。

 

「ムーンフェイス」

 

と言って顔がふっくらし、
体重が増加して、お腹や肩が太ります。

 

この場合も、減量すれば改善されます。

 

重い副作用

 

医師の判断に従っていれば安心ですが、
まれに重い副作用が起こることがあります。
症状は以下の通りです。

 

・重い感染症(ウイルス性肝炎など)

 

・副腎不全・糖尿病

 

・消化器潰瘍・胃腸出血

 

・すい炎(すい臓の炎症)

 

・抑うつ

 

・骨粗鬆症

 

・緑内障・白内障

 

・動脈硬化、血栓症

 

この場合は、ステロイド以外の治療法を
選択しなければなりません。

 

ステロイド投与にあたって注意したい患者

 

以下の人は、ステロイド投与を
慎重に行わなければなりません。

 

肝炎ウイルスなど、
有効な抗菌薬のない感染症感染者、

 

水痘、麻しんの既往がなく、
予防注射も受けていない人、

 

他に、糖尿病、緑内障・白内障、精神疾患、
高血圧、電解質異常、血栓症、心臓病、
骨粗鬆症の患者が該当します。

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