急性低音障害型感音難聴で入院する事もあるの?
ここでは、「急性低音障害型感音難聴で入院する事もあるのか」についてお話します。
最近20〜40代の
比較的若い女性に多く発症している難聴として
「急性低音障害型感音難聴」
があります。
これはめまいを伴わないメニエール病であり
「蝸牛型メニエール」
と呼ばれることもあります。
急な発症のため突発性難聴と思われがちですが、
めまいが起こらないことや
再発する可能性があることが
突発性難聴との違いです。
疲労やストレス、睡眠不足などの
生活環境により発症することが多いため、
一度治ってもまた再発してしまうことがあります。
では、どのような治療法があるのでしょうか?
再発しないためにはどのようにすればいいのでしょうか?
治療法と再発率
まずは軽症であれば自然治癒も可能です。
しかし2〜3日様子をみても
症状の改善が見られない場合は
医療機関へ受診しましょう。
ただ早期発見・早期治療が
難聴を治療する上では重要です。
比較的軽症である
急性低音障害型感音難聴であるため、
気づきにくい疾患です。
気づいたときには進行していた
という状況にならないためにも、
早めの受診を心がけましょう。
治療は主に薬の投与です。
ビタミンB12製剤・脳循環改善薬・利尿剤が
第一選択で投与され、
それでも改善しなければ
ステロイドホルモンでの治療がおこなわれます。
また、治療をして10日以上経過しても
改善されなければ入院をし、
治療に専念することを
勧められることもあります。
急性低音障害型感音難聴は
比較的治りやすいですが、
20〜30%の割合の方が
1年半以内に再発してしまうことがあります。
疲労・ストレス・睡眠不足
といった日常生活面は
なかなか改善していくことが難しいことです。
ですが一度治療で治った難聴が、
また繰り返してしまうことはとてもつらいです。
再発を繰り返すことで聴力の回復能力の衰えや、
低音だけではなく高音も聞きづらくなるなど
悪化してしまう恐れがあります。
そのようにならないためにも、
しっかりと生活を見直していきましょう。
治らなければ入院が必要?
投薬治療をしても治らないこともあります。
その場合、症状が長引くことで
ますます治りにくい状態になる恐れもあります。
めまいを伴うメニエール病へ
移行してしまうこともありますし、
長引くことで後遺症も残る恐れがあります。
入院によりしっかりと治療をしていきましょう。
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