難聴でデシベルの基準の値はどれくらいなの?

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ここでは、「難聴でデシベルの基準の値はどれくらいなのか」についてお話します。

 

物の大きさ・重さにcm(センチメートル)や
g(グラム)といった単位があるように、

 

音の大きさを表すための
単位にはdB(デシベル)があります。

 

そして難聴の程度により
デシベルのレベルも区別されています。

 

難聴レベル

 

通常の正常な聴力であれば
0デシベル付近を聞き取れます。

 

軽度難聴は25〜40デシベルの聴力となり、
小声や会議中の声の聞き取り困難を自覚します。

 

中等度難聴は40〜70デシベルの聴力で、
普通の会話でも聞き取り困難となり
補聴器装着の良い適応となります。

 

高度難聴になると70〜90デシベルの聴力となり、
補聴器の装着をしても聞き取り困難となります。

 

障害者認定を受けることが
可能になる場合もあります。

 

そして重度難聴になると
90デシベル以上の聴力となり、
補聴器でも聞き取り困難となります。

 

人工内耳を考慮される場合もあります。

 

デシベルの音の大きさの例

 

単にデシベルと表記されたところで、
ものさしとなる音の例えが分からなければ
イメージできませんね。

 

20〜30デシベルは静かなレベルです。

 

木の葉のふれあう音や、
ささやき声・深夜の郊外です。

 

40〜50デシベルは
日常生活で望ましいとされているレベルです。

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静かな住宅地、エアコンの
室外機・静かな事務所になります。

 

60デシベル以上はうるさく感じてしまうレベルで、
普通の会話やチャイムの音にあたりです。

 

70デシベルは掃除機の音にあたります。

 

80デシベル以上は極めてうるさいレベルで、
窓を開けた時の地下鉄の車内になります。

 

90デシベルは大声や犬の鳴き声、
騒々しい工場にあたります。

 

100デシベルは
電車通過時のガード下や
車のクラクションの音です。

 

それ以上になりますと、
ヘリコプターの近くや
飛行機のプロペラエンジン直前など

 

大型な機体のエンジン音近くに相当レベルと
聴肉体的に苦痛を感じるほどであります。

 

難聴であること

 

当たり前のことが聴力の障害により
当たり前ではなくなることは、
これほどまでに日常生活に影響を及ぼすのですね。

 

障害の度合いにもよりますが、
加齢によりほとんどの方は

 

老人性難聴といった難聴を
実感する日が来ることでしょう。

 

(老人性難聴以外の難聴ももちろんあります)

 

難聴者の苦痛をきちんと理解でき、
優しく接して声をかけらける
世の中になるといいですね。

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